旅行予定表
ホテル安比高原のパンフレット
みやぎ「さらさら気分」のお品書き
白沢せんべい店の南部せんべいいろいろ
ベアレン醸造所のパンフレット
いわて銀河鉄道の時刻表
小岩井農場まきば園の案内図
光原社の紙袋
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安比高原のホテル宿泊券が当たったので行ってきました!
2月から7月までの間で使える、一泊朝食付き(2名)の宿泊券が当たったので、いつ行こうかなぁと思ったんだけど、まず安比(あっぴ)高原ってどこよ?と調べたら、遠い、遠い!以前行った大館(おおだて)位遠いじゃない。足代は込みじゃないので、行くなら、青春18切符を使って。ということは、4月10日までか、7月中か。でもって、いろいろと調べていたら、かねてから羊帽子を買いに行きたいと念願していた小岩井農場も近いことが分かった。しかも、春は羊の出産シーズンでイベントがいろいろとあるらしい。行かねば!でも、盛岡も堀井和子さんの「北東北のシンプルをあつめにいく」の本を読んでいたら、行きたいところがいくつか。盛岡といえば、わんこそば!冷麺!でも、ネットで調べたらわんこそばは高い!し、時間的にあまり遠くへ行けないので、近くのお店に限られるし。なので、冷麺に的を絞って調べてみた。いくつかある中で、行きたいお店がちょっと遠い。でも、いろいろ調べていたら、盛岡市内を“でんでんむし号”という100円バスが走っていることを発見!これ、使える!1周しても35分で、右回りと左回りがあって、前回盛岡へ行った時は6時過ぎていて閉まっていた「光原社」さんは、右回り3つめの“材木町南口”で降りればすぐだし、行きたい冷麺屋さん「肉の米内」は同じく右回り10個目の“上の橋”で下車すればすぐらしい。盛岡で1日時間がとれれば、1日乗り放題の乗車券が300円で乗ったり降りたり市内観光が楽しめる優れもの! 今回は無理だったけど、次回はこれでゆっくり盛岡見物したいな。
ということで、2005年3月27日の日曜日、朝早起きして出発! 黒磯までは上野発のフェアーウェイで。これ、全席指定なので別に指定席料金(510円)がかかったけど、特急列車を使った快速なので乗り心地がいいし、旅気分が高まりました。乗ってすぐに、持参のカロリーメイトと豆乳で朝食。
黒磯ではちょっと時間があったので、駅の外をぐるりと散歩。以前潰れていたモスバーガーが、お洋服屋さんになってた。ヨークベニマル方向へあるいて、野鳥を飼っているお家の前を通り、スゴく素敵な銀行の建物を利用したフランス料理屋さん、向かいの古い木の看板がレトロで素敵な酒屋さん、もう開いているお菓子屋さん、開店準備で急がしそうな、湯気がもうもうと出ているお饅頭屋さん、の前を通り、駅へ戻ってきた。SHOZO CAFEに行きたいけど、残念ながら午後2時からの営業。黒磯駅の駅弁屋さん(改札口の横で販売)を横目で見ながら、(駅弁は仙台まで我慢!九尾釜飯気にはなったんですが、釜飯の釜をゴミとして捨てられない質なのでずっと持って歩くのもなんだなと思い、帰りまた通るしと。)ホームへ。
ここからは、もう鈍行を乗り継ぎ乗り継ぎの旅。どこかで遅れが出るともう今日中に盛岡にたどり着けないかも。乗り換え時間が多めのところでは駅の外に出てみる。あと、トイレも絶対。この辺りの電車はトイレが付いてるけどやっぱりね。それにしても、JRの駅のトイレがどこも綺麗になっていてびっくり。しかもトイレットペーパーがふんだんにある。たいしたもんだ。落書きもないし、何より臭くない!黒磯から、郡山。
郡山でも30分近くあったので、改札を出たら、駅ビルエスパルのエキナカというのが3月19日にオープンしたばかりだった。それに自動改札が4月1日かららしい。エスパル内にカルディそっくりのジュピターというお店発見。その後、他の駅ビルでも見かけました。ここで、コーヒー豆を入れるオリジナル缶を購入(210円)。福島、白石(しろいし。ここにはお城があったらしい。)、そして仙台へ。
仙台で駅弁を買ったんだけど、お昼時間を過ぎていたから、あらかた売り切れていた。残念。「味噌仕込み 牛たんせいろ(1000円)」と「みやぎ さらさら気分(1200円)」を購入。他に、夜用に笹かまぼこが2つ、お豆腐入り揚げかまぼこ、“むう”が2つ、竹かまが一つ入った松島蒲鉾本舗のおつまみセット(525円)を購入。仙台から小牛田(こごた)まで、普通に座席が横並びの電車だったけど、気にせずお弁当を食べる。牛たんは箱の外に付いているひもを引っ張ると熱々のものを食べられる仕掛け。どちらも伯養軒さん。美味しかったです。デザートには、豆乳deプチたい焼のつぶあんとずんだとヘーゼルを一つずつ。
一ノ関では、雨が降っていて、その後、車窓から見ていたら、ぼた雪、そして吹雪へと変わっていったけど、盛岡に着く前にそれもいつしか止んでいた。そして盛岡17時40分着! 改札をさっさと抜けて、でんでんむし号のいるバス乗り場15番(右回り)へ。右回りは電車が着いたと同時に発車だった。なので、5分後発車の16番の左回りへ乗る。堀井和子さんの本に載っていた「丸竹茶屋」でくるみゆべしを買うつもりだった。調べても駅近くに支店は無く、どうやら「肉の米内」さんと同じく、「上の橋」のすぐそばらしいし、お茶する方は無理でも、お土産を買う方だったら、6時半まで営業してるかも!と一縷の望みを賭けたけど、もう閉まってた。がっかり。おちゃもち(じつは、ずっとおもちゃもちと読んでいた。可愛いなぁ、おもちゃもち!と思ってた。)、とかいろいろ食べたかったな。次回リベンジ!
「肉の米内」さんは、テーブル席が2つと、座敷席が5つ。で、既にテーブル席が一つと座敷席が3つ埋まってた。地元民に愛されてる店なのねと実感。早速、カルビ定食(1400円)と冷麺(900円)の大盛りを注文。定食は、もやしのナムルとカクテキと生卵とごはんとわかめスープが付いてます。甘い塩だれの入ったお皿と共に。冷麺の方は、辛いキムチを別にするかどうか聞かれたので別にしてもらったけど、もし冷麺の上に乗っかってきたら、真っ赤な冷麺になってただろうな。冷麺うまー!!!!!透明なこしのある麺。透き通ってほんのり甘くコクのあるスープ。ゆで卵半分ときゅうり(五つ六つ)とお肉(三切れ)が乗って、卵の上に白ごまがジャッとかけてある。冷麺が出てくるまでちょっと時間があったので、カルビだけ追加(1000円)して、大満足の食事でした。
お店からは、駅まで町並みを見ながらそして、北ホテルにあるという「北の光原社」をのぞきつつ歩いて戻る予定だったんだけど、暗いし、雨もぱらついてきているので、「上の橋」から、 右回りの最終(19時)のでんでんむし号に乗って、早々に引き上げ。バスの中から見る盛岡の町は、オシャレだし、文化度が高い!という印象でした。「肉の米内」のある紺屋町のあたりは、行ってみたいお店が目白押し。「ござ九森九商店」とか「釜定工房」とか「白沢せんべい店」とか。でも「白沢せんべい店」は、盛岡駅にもお店があって、全部で40種類近くあるそう。そこでいろいろな南部せんべいを試食していたら、お茶まで出していただいて、しかも手づくりガイドマップなども頂いてしまった。ホスピタリティのある店だ。お土産にセットになったものを購入。我が家用には、1枚ずつ21種類入ったもの。食べるのが楽しみ。おまけに胡麻のを1枚もらいました。
盛岡から安比高原までの間の盛岡から好摩まではいわて銀河鉄道で、第3セクターなので青春18切符では乗れません。別料金(630円)で改札。まだ、時間があったので、駅ビルフェザン、おでんせ土産館などを探検。安比高原駅前には何もお店が無いらしいので、盛岡でビールでも調達しようとお店を探して、駅地下で盛岡の地ビールを2本購入。ライ麦ビールとクラシック。うまうまでした。帰りにも買って帰ることを決意!ベアレン醸造所さんです。
さて、安比高原に着いたらそこはもう真っ暗。そして山積みの雪。ふわー。でもホテルからの送迎バスが待機していたのですぐに乗り込み発車。道の両脇に雪の山。十字路にローソン発見!ここで24時間営業はきつそうだねなどと言いながら、ホテル安比グランド&タワー到着!お部屋はタワーの15階のツインをもらいました。お部屋の窓からは真っ暗で見えないけど景色が良さそうな予感。部屋着に着替えて、笹かまとビールで乾杯!明日も小岩井農場へ行く為に早起きなので、早々に就寝。
翌日朝6時にセットしておいた目覚ましで起床。部屋の窓から外を見れば、ゲレンデが目の前でした。さっさと着替えて、タオルを持って大浴場へ。サウナもあるらしいので入るつもりだったけど、深夜0時までだったのであきらめ。朝食7時からなので、外に出てみたりして。さすがに、まだだれも滑ってなくて雪上車が地ならし?してました。朝食は3カ所で、和洋バイキングが2カ所と和食が1カ所。景色の良い本館2階のアルベルグで和洋バイキングの朝食をいただきました。8時35分の盛岡行きに乗る為には、8時15分くらいにチェックアウトしてホテル玄関前に待機しておかなければならないので、部屋に戻ったらバタバタと荷物を詰めて出発。
安比高原駅は無人の赤い小さな可愛らしい駅で、待合室ではストーブが焚かれていました。線路脇の雪の上は動物の足跡が。トンネルの向こうに2個の光が見えてきたら列車が到着です。乗る際に改札が無いので、検察で切符を買うのかな。来なかったけど。うつらうつら寝てたら、隣の席の話がスゴくて思わず目が覚めました。寝た振りしたままお耳がダンボ状態。盛岡に着いたら、やっぱりいわて銀河鉄道分(630円)は取られました。
盛岡から田沢湖線に乗って小岩井(230円/片道)へ。小岩井駅から小岩井農場までのバスは廃止されたそうなので、駅前に待機しているタクシーで農場(1620円)へ。着いたらすぐに羊館を目指します。11時からの子羊にミルクをあげられるのは、5頭なので、積極的にやる!と意思表示するように入り口で言われました。ちなみに農場の入場料は無料。ついに念願の羊帽子にご対面!・・・。化繊だった。本物のウールで出来てると思ったのに。なので購入却下しようと思ったけど、試しかぶりしてたら、やっぱり欲しくなってベージュのを購入(2200円消費税込み)。帽子は、白に耳裏ピンクとベージュに耳裏もベージュタイプの2種類で、大きさは、S・M・Lと3種類。他に、マフラー(1050円)と腰当て(2730円?)も有り。
さて、この旅のメインイベント、子羊ミルクタイム! 時間にはじわじわと人も増え、30人くらいは居たでしょうか。お姉さんの説明によると今年は子育て上手なお母さんが多かったので、授乳しなければいけない子羊が少ないのだそうです。で、5頭。なので、なるべく多くの人にミルクをあげて欲しいので交代しながらやって下さいとのこと。その時、哺乳瓶を口から外さないまま交代するように。柵の外に出された5頭は大きさがいろいろだったけど、皆1ヶ月半くらいなのだそうです。押されるというより引っ張られるという形で無事授乳できました。そのあと、だっこして記念写真撮ったり。大きさの割に軽い。やっぱりふわふわの毛のせいでしょうか。ミルクタイムが終わるとさーっと人がいなくなってしまった。それで、ジンギスカン食べてるんだよ。私たちは、そんなこと、でけまへん。なので、山麓館で期間限定“まきばの春待ち膳(1500円)”を頂きました。ほんのり温かい農場素材の二色ごはん(小岩井産牛肉・卵)、春の山菜天ぷら(こごみ、ふきのとう、姫竹、わらび)、小岩井カマンベールの冷菜、桜の花びら入りお吸い物、おしんこ、桜餅。注文してからちょっと時間がかかったけど、美しいし、美味しかったです。入り口横のソフトクリームハウスでソフトクリーム(260円)を買い食べながら、チーズケーキハウスへ。チーズケーキハウスはショップではなく喫茶店だったので、レストラン カサ・デ・プラド(お値段高め)とを横目で見ながら、SLホテルを見て入り口の待合所へ。
帰りはここから盛岡までの直通のバスを利用(720円)。12時発のがあれば、昼食を盛岡でって出来たんだけど、残念ながら11時発の次は13時発なのでした。行きのタクシー代がちと高くついたけど盛岡からバスで来ると子羊ミルクタイムに間に合わないので仕方が無いでしょう。盛岡駅に着いたのが13時28分。で、盛岡発が14時11分だったので、駅前でもうろつくかと歩きかけたら、でんでんむし号の右回りを発見!出発しようとしてたのを無理矢理止めて飛び乗り。あきらめていた光原社に行けました! さーっとお店の中を見回して、川沿いへ通り抜けて戻ってきてっていうだけだったけど、クルミのクッキー(五個入り、525円)も買えたし、OK!
駅にスタタ、スタタと戻って、昨日のビールを買ったお店で今度は4種類(クラシック、ヴィット、シュバルツ、ライ麦)全部を購入し、いざ盛岡を出発! 一ノ関はまた雨でした。小牛田、仙台(このあたりで、持参していたカロリーメイトと駅で購入したミルクコーヒーで夕食。)、福島(ここの乗り換え時間が短くて駅のトイレに行けなかったので、電車内でトイレに入ったけど、キレイだし1時間近く乗ってたので本当に助かった。)、黒磯、宇都宮と順調に戻ってきて、宇都宮で、間々田と野木の間で人身事故があったとかで、最終の宇都宮線がホームにいなかった!しかも、どうなるか未定なのでホームから上に上がって待つようにと放送が。上に上がってみたらいるわいるわ、人がうじゃうじゃ。他の電車も全て止まっているらしい。でも、ここまで何事も無く戻って来れたことに感謝。
大幅に遅れて違うホーム発だったけど無事お家まで帰ってくることが出来ました。盛岡に未練は有るけれど、予定通りばっちりと旅行でき、お家で待っていた猫たちも生きていて(当たり前?!)、良かった、良かった。疲れたけど、楽しかったです。今度はいつ行けるかな?
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